トウレット症候群(音声チック・運動チック)

どんな病気?

多種類の運動チックと一つ以上の音声チックが1年以上にわたり続く重症なチック障害です。
通常は幼児・児童・思春期に発症します。多くは 6 歳頃、瞬き、頚振りなどの単純運動チックで始まり、咳払い、発声など単純音声チックが加わります。
ひとつのチックが消失すると新しいチックが出現するなど、2~3 週、2~3 ヶ月の周期で増悪します。多くの場合は成人するまでに軽快するといわれています。※「トゥレット」の由来はフランスの神経科医ジル・ド・ラ・トゥレットの名前

主な原因は?

原因は完全には解明されていません。
家系発症が多く、男児に多くみられます。
遺伝性素因が指摘されています
トゥレット症候群

治療で期待できる効果

基本穴として百会、四神聡穴、太陽、頭維、風池、神門、內関、足三里、三陰交、太衝、復溜、太渓等から選穴し、個人の体質、症状に対応する穴を加味します
なお、脳疾患の治療では、リハビリを併用します

・グーパー腕ふり歩行
有酸素運動による心肺機能の向上、脳の BDNF(Brain Derived Neurotrophic Factor「脳由来神経栄養因子」)や脳神経伝達物質(セロトニン、ドパミン等)分泌の促進、脳回路の活性化

・バランス運動
一輪車、スケートボードなどの練習によりバランス感覚が高め、随意運動を制御する大脳基底核内の神経回路の再建

・気功「リハビリ八段筋」
気と呼ばれる体内エネルギーを活性化することにより胃腸の消化・吸収と肺の新陳代謝を促進し、血液の循環を整え、心身の疲労を癒し、腎と腰を強くし、人体組織・細胞に活力を与える

・音楽を伴う自由運動
気分の高揚、ストレスの解消、うつ状態の軽減、リズム感の養い、バランスの改善が観察され、歩行できない患者もご利用になります

  • 痙攣の軽減或いは解消
  • 不安や緊張の改善
  • バランス感とリズム感が高まる
  • 大脳基底核回路再建の可能性
  • リハビリ併用による治療効果の持続

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