くしゃみ、鼻水、目の痒みなど花粉症(60代女性)
20年前より春になるとくしゃみや鼻水、目の痒みなど花粉症の症状が出現していた。15年前にアレルギー検査をし、スギ・ヒノキ・ハウスダストなどがアレルゲンと特定され投薬を10年続ける。現在は目薬のみを使用しているが、鍼灸を試したいとご来院。
花粉症は内臓など体質の改善が必要です。鍼灸治療により自律神経のバランスを整えたり、身体を温めて腸などが活発に動くようにします。目や鼻の症状に効果的なツボを使用して症状を緩和していきます。症状が強く出ている時期は週に1回、落ち着いたら月に2回、来年の春までに体質が多少でも改善するよう継続して治療します。疲労が蓄積しないよう充分な休養や睡眠を摂りましょう。甘い物は炎症を悪化させるので控えましょう。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
コロナ罹患後の長引く咳(30代女性)
新型コロナウイルス感染症に罹患し、2か月が経過したが咳の後遺症が治らないためご来院。病院へは行っていない
咳が続くということは、喉や気管支にまだ炎症が残っているか、粘膜が傷ついていて過敏になっている可能性があります。粘膜の修復を促す鍼灸治療を行います。喉の炎症を改善する鍼灸治療と、根本的な肺など内臓との繋がりも見ながら全身治療を行います。慢性期に入っているため、週に1回の治療が5回以上の治療は必要でしょう。咳には乾燥が大敵です。水分補給を心掛けてください。(内田:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
コロナ罹患後の長引く咳(60代男性)
コロナに罹患した後、症状はほぼ収まったが咳だけが残ったためご来院、コロナワクチンは接種していない。病院へは行っていない
唾液が極端に少なくなっていて、口や喉、器官が乾燥状態にあります。肺や大腸、腎の経絡に反応が強く見られます。鍼灸で全身治療を行い、肺経と大腸経のツボにも鍼灸を施します。1回の治療で日中の咳が半減しました。ウイルスにより身体が消耗しているので、週に2回治療をします。完全に回復するには1か月~2か月が必要と思われます。唾液を出すツボを毎日刺激してください。あいうべ体操で唾液を促進しましょう。あまり焦らず、のんびり構えて養生しましょう。(関:鍼灸師)
呼吸が苦しい(30代女性)
1か月前にコロナに感染し、その後体調が悪く、胸骨部周囲が重苦しく呼吸苦がありご来院。病院へは行っていない
足の冷え、上腹部の緊張や頸肩こりが顕著にみられます。鍼灸にて身体のバランスを整え、体力を向上させるとともに、肺の機能を高め、上腹部や肩背部の緊張を緩めることで呼吸が楽になります。鍼灸にて全身調整を行い、呼吸に関わる筋肉の緊張を緩める施術を行います。2回の治療で呼吸苦が軽減しましたが、寒くなると多少ぶり返すため、体力の回復には少し時間がかかります。週に1回の治療を行い、症状がぶり返さなくなったら間隔を空けましょう。12時前には寝てください。12時過ぎると体力が回復しません。自律神経を整えるため、就寝前に腹式呼吸をお願いします。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
呼吸がしにくく、疲れやすい(40代女性)
様々な医療機関で脳~呼吸器、内臓など全て検査をしたが、原因がわからず不安なためご来院。
医療機関で検査をされ、特に異常がないという前提で拝見すると、姿勢が悪いことが一番の原因と思われます。姿勢を改善して呼吸をしやすくすることで、細胞に酸素が行きわたり、疲労感も軽減します。背骨や頭蓋骨調整整体を行います。1回の治療で呼吸がかなり楽になりました。3回の治療後には疲労感も改善しました。初めは週に1回の治療で主訴が改善してきたら、姿勢維持のために1か月に1回の治療にしていきます。骨盤を立てた座り方指導、肩胛骨を動かす運動指導、深呼吸(腹式呼吸)の指導などを行いました(田中:柔道整復師)
コロナ後遺症による自律神経失調症(20代女性)
3か月前にCOVID19に感染、その後遺症で夜間の咳で眠れない。病院で漢方やビタミン剤を処方されるが良くならない。咳のせいで肩こりも腰痛も出現し、後鼻漏もあるためご来院。
鍼灸で自律神経を整え、肩こり、腰痛、後鼻漏の治療も行う。全身が緩むと良い循環が産まれると考えます。全身治療により自律神経を整え、咳のツボを治療。咳により緊張している季肋部、肩、腰などを緩める治療を行います。週に1回を3回治療すると、咳の回数が激減、肩や腰のコリも収まり、日常生活に支障がなくなった。今後は免疫を高める治療を月に1~2回行っていきましょう。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
風邪の後の長引く咳(30代男性)
1か月前より風邪の後の咳が抜けず、処方される咳止めを飲んでも治らない。今週末に大切な仕事があるので何とか咳を止めたい。
背部や季肋部に強い緊張がある。このあたりを緩めることで咳が治まる可能性がある。全身に鍼灸を施し、自律神経を整える。頚部、胸部、季肋部、背部などの呼吸に関わる部位にもアプローチし、緊張を取る。1回目の治療で咳の回数が減る。続けて2回目の治療を施し、置鍼をして、仕事に臨んでいただく。仕事が済んでも、咳で体力が落ちているので、しばらくは月に1~2回は治療にお越しください。仕事中に咳が出そうになったら、置鍼の部分を上から10回くらい押して刺激してください。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
後鼻漏(60代男性)
1年前に鼻茸および鼻中隔の手術をするが、副鼻腔炎と後鼻漏は治らない。鼻閉や鼻水、痰がからむなど不快な症状が続くため来院
後鼻漏やその他の症状は慢性副鼻腔炎が原因と考えられる。水分代謝をよくするために肺や鼻周囲の巡りをよくし、全身治療で自然治癒力を高める。鍼灸にて全身調整を行い、自律神経を整える。鼻周囲や頭部、頸背部などに施術する。症状の改善にはかなりの時間を要するため、週一回、継続して治療をお勧めする。後鼻漏に効果的な活性酸素除去装置「エアナジー」もお勧めする(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
咳・・・その後(40代女性)
前回ご紹介した症例のその後
初診日の施術より5日後二度目の来院、待合室で待っている間も殆ど咳は無くなる。 1度目の施術の夜は久しぶりによく眠れ、身体全体が非常に楽になった。 その後、週1度初診時同様の施術を3回続け咳は初診時より大幅に減少している(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
咳(40代女性)
一年以上前より咳が続きここ一ヶ月は体調を崩して更にひどく病院で処方された咳止めの薬を服用してもその時は治まるがまたすぐに咳が出はじめる
電話予約の際にも、カウンセリングを行っている間も常に咳きこんでいる状態
鍼にて身体の調整を行い胸腹部にも刺鍼 。治療を始める前には咳が酷いので、のど周辺へのお灸は不可能かと思っていたが、施術を開始するとあれだけ頻発していた咳が止まり鍼・お灸・マッサージを行う。施術中はほとんど咳が出ることはなかった。 治療を終えて帰る際にはまた少し咳をしていたが、来院時に比べると随分と減る。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
喘息(80代女性)
毎年季節の変わり目の喘息発作が辛くて来院
エアナジーをほぼ毎日(1回45分)を1か月続けたところ、一度もステロイドを吸入せずに済んでいる。治療継続中(エアナジー)
アレルギー性鼻炎(50代女性)
花粉やハウスダストなどの慢性アレルギー性鼻炎でくしゃみや鼻水症状が治まらず来院。
鼻水症状が強い時のみ漢方薬を服用しているとのこと。足の冷え強い。全身調整の鍼と共に、鼻周囲や頭部に鍼をし、アレルギーと足の冷えを改善する目的で、左右の足裏2ヵ所のツボに熱く感じるまで、多壮灸を施す。1週間に1度の治療を継続中。(網代:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)
風邪(50代女性)
1週間前より風邪を引き、熱はないが、痰の絡んだ咳がなかなか治らないとのことで来院
足の冷えが強い。全身調整の鍼と胸骨上の圧痛部位や肩背部、足底に灸を施す。1~2日おきに1週間治療をおこない、ほとんど咳が出なくなる。(網代:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)
無呼吸症候群(80代女性)
何年も前から睡眠中に無呼吸になりがちで来院。ご家族の訴えでは睡眠時にはほぼ毎回無呼吸症状がでているとのこと。
鍼による全身治療に合わせて、胸や喉、背中などに鍼や灸を施す。何度か通われるよう指導した。(深沢:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)
無呼吸(50代男性)
1年程前より、無呼吸の症状に気付く。寝る頃に喉の締め付け感やヒューヒュー音、舌が喉の奥に下がる感じなどがあり、寝付けない。また、寝ている時に動悸が起こり目覚めてしまう。
鍼による全身治療に合わせて、胸や喉、背中などに鍼や灸を施す。1回の治療で上記の症状がほとんど無くなり、よく眠れたと言う。その後、時々喉が閉塞ぎみでヒューヒュー音が出ることがあったが、4回の治療で症状が治まる。 (網代:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)
肺気腫の進行予防(80代男性)
13年前に肺気腫と診断される。腹部の緊張が強く、また腹筋もないため屈みがちになっている。
胸郭付近の緊張をとる目的で、背部の灸と、脊柱の調整を行なう。屈みがちの背中が少しのび、呼吸が少し楽になった。 日常生活では、座り方に気をつけるように指導し、現在も月一回の治療を継続中。定期的に検査を受けているが、進行も辛い症状もでていない。 (深沢:鍼灸師・あんまマッサージ指圧師)
長引く咳(60代男性)
明らかな風邪を引いた覚えもないのだが、咳が昼夜問わず出る。咳止めや抗アレルギー剤を飲んでも改善せず来院
疲労の蓄積か、脈診では腎経弱く、足のうちくるぶしに反応強い。全身治療のあと、お灸中心の足部補助治療により、夜間の咳が止まり投薬は中止。1週間後の2回目の治療で日中の咳も止まる(関:鍼灸師)
マイコプラズマ肺炎(10代女児)
咳が止まらず医療機関を受診したところ、血液検査とレントゲンでマイコプラズマ肺炎と診断。CRP上昇、抗生物質を投与される
エアナジー40分1回で、再度の血液検査でCRPが正常になる(エアナジー)
明方の咳(60代女性)
明方になると痰がからむ咳が止まらないことで来院。鍼灸以外の処置を依頼される
全身の整体治療の後、背部、胸郭部、頸部周囲の筋肉を緩める治療を5回継続し、咳が止まる(関:柔道整復師)