じっとしていられない・落ち着きがない(9歳男児)
とにかくじっとしていられない、落ち着きがない、ぐらぐらしてまっすぐ立てない、コミュニケーションや学習能力には問題がないため病院へは行っていない。何とかならないかとご来院。
頭に血が上り、下肢の冷えがひどい。毎日朝から晩まで予定があり、とても忙しい様子。小児鍼を用いて主に背中を中心に治療する。気持ちいいのか、とても静かになりじっとしている。治療の手を休めると「もっとやってほしい」という。弱い刺激を少し長めに行う。三陰交など冷えにかんするツボに反応があるので下肢に棒灸で治療する。できるだけ詰めて治療に来るよう指導する。あまり忙しい日々を過ごさないように、何にもない日を作るようアドバイスする。(関:鍼灸師)
発育不良・疳の虫(3歳女児)
584gの未熟児で誕生したため、発育に不安がある。様々なことにとても神経質なので鍼をためしてみたいと来院。
大師流小児鍼にて全身治療をひと月に1回ほど続けている。最初は恐がっていたが、だんだんと気を許し、鍼の感触が気持ちいいようでとても大人しい。治療後は活発になり、顔色も改善。(関:鍼灸師)
疳の虫(8か月女児)
なかなか寝付かない、いつも機嫌が悪い。下肢が冷たく頭部が暑い
大師流小児鍼にて全身治療2,3分の治療を週に2度、ひと月続ける。母親の治療も併せて行う。その他生活指導なども併用して改善する(関:鍼灸師)