気象病(40代男性)
昔から季節の変わり目や気候の変動によって、身体の不調が出る。多いのは頭痛で、その他めまいやむくみなどの症状が出てくる。何とかしたいとご来院。病院へは行っていない。
最近は気象病という言葉が、世間で広がっていますがはっきりとした病名ではないので、病院では治療法がありません。しかし、東洋医学では季節と合わせた身体が健康に過ごすために重要と言われ、季節の変化に対応できる身体にすることで気象病といわれる症状も出ない身体にすることができます。このような症状が出る方の特徴として、胃腸の機能低下(便秘、下痢、食欲低下、食欲亢進、胃もたれ等)と水分代謝が落ちることで頭や内耳にむくみが発生します。そのため、気候の変化に過敏になってしまい、頭痛やめまいを起こすことが多いです。症状が出る身体というのは五臓六腑の働きが低下し、協調性が崩れた状態です。頭痛やめまいの他に最近は食欲が低下してしまい、食べられるが下してしまうようです。身体全体のむくみもあったので、五臓六腑の調整と、水分代謝を改善し頭痛、めまいもその場で消失しました。しかし体質が変わったわけではありません。この症状が出やすくなったのはここ5年とのことなので、体質を変えていくことが必要です。初めは週に2回の治療から、一週間、二週間と間隔を空けることで、五臓六腑の整った良い状態が続いていきます。むくみは血流が悪いことが根本にあります。寝る前にストレッチをすることで血流を改善し、質のいい睡眠につなげることで身体も早くなります。(内田:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
慢性胃腸炎(40代男性)
3年前から原因不明の胃腸炎を発症。毎食後、ガスが腹部に膨満し、気分が悪くなり、頭痛、眩暈、眠りが浅い、ゲップ、下痢ぎみ。精神的ストレスが多い。外国人で日本観光中に鍼灸治療で改善したいとご来院。病院の検査では異常なし。1年前にピロリ菌除去。
腸は第二の脳とも言われます。ストレスなどにより自律神経が失調し、胃腸の動きがとても悪くなっています。そのため発散すべきものが発散できず、体内で停滞し、毒素が身体に廻って悪循環を起しています。停滞している胃内容物やガスを小腸・大腸へ送り出せるように、胃の蠕動運動を正常化させるような治療をします。ストレスなどにより、身体の熱が発散できずにいるようです。筋肉の偏った緊張も見られます。これらを鍼灸を使い、全身のめぐりが良くなるように治療します。滞在中のため、2回の施術を行う。1回目:治療後、呼吸が深くなる。ゴロゴロと腹部が鳴り動きが出る。全身の緊張が弛み、眠たくなった。2回目:1回目の治療後、腹部の膨満感などが楽になったとのこと。今回も身体全身がすぐに緩む。腹部もゴロゴロと鳴り胃腸の動きが出た。腹部を温めるなどセルフケアを指導する。せんねん灸を案内し、使用方法と治療穴を説明する。(木戸:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
ピロリ菌感染による萎縮性胃炎(50代男性)
1年ほど前に健康診断でピロリ菌に感染していることが判明。除菌を行い成功するも、朝の胃のムカつきと食欲不振がその後も続くため鍼灸を試したいとご来院。
長年ピロリ菌に感染していたため、胃の炎症が長く続き胃液や胃酸の分泌が徐々に減少して胃粘膜が萎縮してしまった状態です。お腹を触診しても胃部だけでなくお腹全体が硬く足の冷えが顕著にみられます。鍼灸治療で自律神経を整えて胃だけでなく腹部内臓全体の働きを良くし、血流を改善する治療を行っていきます。少し長い期間の治療になると思われる。 週1回の施術を3ヵ月~6ヶ月続けましょう。お風呂はシャワーですませず湯船に浸かって体を温めましょう。刺激物の摂取を極力控え、お酒の飲みすぎには注意しましょう。 ストレスを貯めないように気をつけ、ご自宅で簡易的なセルフ灸をしましょう。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
腹痛(20代女性)
原因不明の腹痛がここ数週間の間に数回あった。何をきっかけに症状が出てくるかはよく分からない。学生時代にも同じようなことがあり、その時は通学電車の中などで起こることが多かった。社会人になってからは症状は出なくなっていたが、最近また出てくるようになった。病院で検査するも異常なし。緊張感や精神的なストレスがかかると出てきてしまうようなので鍼灸治療で何とかしたいとご来院。
精神的な緊張が内臓の緊張を引き起こしていると考えられます。全身の鍼灸治療にて自律神経の調整をおこないます。鍼で身体の緊張をほぐしながら、心地よいお灸でお腹を温めていきます。内臓の巡りを良くするため、足の経絡にも鍼や灸をおこないます。慢性的な首肩コリも同時に治療を行います。週に1回、計6回の治療を行った結果、一切腹痛は出なくなりました。今後はメンテナンスに移行し、月に一度の治療を行います。在宅ワークで家から出ないことが多くなっているので、適度な外出と運動をしてください。水分摂取量も少なかったので、運動習慣を身につけていくことに合わせて飲水量を上げていくように意識しましょう。(根津:鍼灸師)
胃腸虚弱(40代男性)
育休に入り生活環境の変化による体調への影響が根底にあり、そんな中夏にプールへ行ったことがきっかけで下痢を起こしやすい胃腸の状態になってしまった。育児の負担から睡眠環境が悪く、いつまでも胃腸が回復しない状態が続いた。3ヶ月後に職場復帰をするため、胃腸の状態を元に戻したくご来院。病院へは行っていない
体の状態を診ると、胃腸の経絡やツボが非常に弱っている状態にあったため、全身治療を行う。弱っている胃の経絡を中心に治療。お灸も多用しながら、気持ち良く身体を温め、胃腸の回復と睡眠の質が上がるように治療をおこなう。育児をしながらの習慣改善はうまくいかない時もあったが、週1回の治療を3ヶ月行い、胃腸は回復。睡眠習慣と運動習慣も良くなり、無事に職場復帰となる。今後は3〜4週に1回、メンテナンスとしての治療をおこないましょう。新生活を楽しんでいけるような気持ちづくりをしていきましょう。(根津:鍼灸師)
お腹の張り(70代女性)
6か月程前アレルギー性多発筋痛症と診断され投薬にて治療中、それ以来お腹が張って苦しくなることが多く、特に便秘していることもなくガスが溜まった感じである。お腹の張りに関して診察は受けていない
アレルギー性多発筋痛症の治療薬コルチステロイドは副作用として胃腸への影響も認められておりその為に腸内細菌のバランスが崩れてガスが発生しやすくなっていると考えられる。鍼灸治療により胃腸の働きを活発にすることでガスの発生を抑制し、腸管でのガス吸収を促す事がきたいできる。鍼灸にて全身の調整を行った後に、胃腸の働きを活発にするツボに刺鍼・施灸する。初診時より週1回の施術を行って、三度目の来院の際にはいささかガスの発生が抑えられているとの事 。このペースで施術を重ねていくことでお腹の調子もよくなり、ガスで張った感じも取れてきます。また自律神経も整って身体全体の調子が上がっていくでしょう。お薬に関しては必ず専門ドクターの指示に従ってください。 適度な運動で胃腸の働き者良くなりますので是非心掛けて行って下さい。食事の際にはよく噛んで消化しやすくしましょう。発酵食品等を積極的に取りましょう。 (光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
コロナ感染後の食欲不振・吐き気など(50代女性)
コロナワクチン4回接種後、新型コロナウイルスに感染し、その後から胸部や背部に痛みが出て、食欲が無く無理して食べると気持ちが悪くなり戻してしまうこともある。11日間入院し点滴などの治療を受け退院したが、その後も同症状は続き親類の者に鍼灸治療を薦められ来院となる。来院時にはその他強い不安感や動悸や上腹部が硬く背部にも強いはりがあった。 医師の診断は逆流性食道炎 だが胃酸の逆流などの自覚はない。
コロナウイルスの感染が原因かどうかはわからないが、自律神経のバランスが乱れることにより胃腸などの消化器が機能低下を起こしている。まずは、鍼灸治療で自律神経を整え、腹背部の緊張を取り除くことで胃腸への血流を促す事で症状の改善が期待できる。 鍼灸治療で自律神経のバランスを整え上腹部や背部の張を緩め胃腸の働 きを取り戻す施術を行うとともに不安感などの精神的な症状に対しても効果的ツボを用いて治療を行う。
一度目の治療では身体がかなり弱っていたためか施術後少しだるさが出たので二度目の施術からは刺鍼する鍼の数やお灸の荘数を減すなど刺激量を大幅に減らして施術を行う。
週1回の治療行い徐々に食欲も戻ってきたが体力も少し回復し不安感や動悸も治まっていたが、1ヶ月半経った頃家族旅行に出かけた際に風邪を引いてしまい再び胃の不調がぶりかえす。その後も治療を続け3ヶ月経った頃には大方の症状が無くなり、今ではコロナ感染以来中断していたゴルフのラウンドを行えるようになる。今の状態をキープできるよう2~3週間の間隔で鍼灸治療を行なう事をお薦めします。 身体を冷やさない、無理をしない、治療を続けるなどに気を付けましょう (光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
腹部膨満感(50代女性)
一週間前からお腹が張って重苦しい。毎日排便はあるが、スッキリした感じがない。
お腹が張る原因には、ストレスや腸内環境の悪さ、運動不足など色々あり、お腹にガスが溜まったり、便秘症状になることで起こります。鍼灸治療でお身体をリラックスさせるとともに、腹部の冷えや緊張を改善して、腸の働きが活発になるよう治療しましょう。鍼灸にて全身治療を行うとともに、腹部や腰部の冷えや張りを改善する目的で鍼や灸をおこなう。2回目は3日後、3回目は1週間後を目安に3回は間隔を空けずに続けて治療し、その後は経過を見て考えましょう。・おなかが冷えているので腹巻きをしたり、寝る前にお腹をさすって巡りを良くするようにしましょう・甘いものや冷たいものの摂取を控えるとともに、適度に水を飲みましょう・ウォーキングやお尻上げなど、適度な運動をしましょう(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
慢性の下痢(50代男性)
何年も形のある便が出ず、下痢気味で、放置していた。最近仕事でストレスを感じることが多く疲れが取れないためご来院。病院へは行っていない。
普段から汗かきのご様子。冷たい飲み物とお酒を多く飲む。食事は油っこいものが多く、量も多い。お風呂に入らずシャワーで済ませることが多いとのこと。足が浮腫んでいて靴下の後が目立つ。お臍周りを触ると全体的に冷えていました。冷たい飲食やシャワーで済で、お腹から下が冷えてしまっています。血流も悪くなり、さらに水分が下方(脚)に溜まり、それがそのまま澱み、水はけがどんどん悪くなり、浮腫みになっています。油っこいものや量が多食で胃腸も疲労し、睡眠の質も落ちます。水気を処理出来ずに体に溜まり、消化不良で下痢気味になりやすい上に、ストレスでさらに胃腸の動きが悪くなっています。まずは冷えを取り、水はけを良くして悪循環を断ち切ります。全身にお灸を多用します。足には胃腸に効くツボがたくさんあるので、お灸で温めながら鍼で血流も良くしていきます。お腹も鍼灸と赤外線で温めます。2回目の治療で、やわらかいが形のある便が時々出てくるようになったとのこと。浮腫みや皮膚の湿り気が少し減ってきていました。週に1回を3か月くらい続けましょう。身体が温まり、循環が良くなると睡眠の質が上がります。胃腸の働きが良くなれば疲労感も軽減し、良い便通が望めます。様子を見ながら少しずつ回数を減らしていきます。シャワーは冷えるので湯船につかりましょう。お食事はよく噛んで、ゆっくり食べ、食べ過ぎに注意しましょう。冷たい物を飲み過ぎないように気を付けましょう。(加藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
食欲不振(20代女性)
食欲がないが、食事は欠かさないようにしている。食べるとすぐに満腹になるためとても小食である。少し食べ過ぎると胃がもたれるためご来院。病院へは行っていない。
日々のハードワークのストレスで休息が不足し、交感神経が優位になり自律神経が乱れています。交感神経が優位になると内臓が冷えて働きが弱くなります。自律神経を整えて身体を温めていきましょう。鍼灸にて全身治療を行い、六蔵六腑のバランスを調整し、機能低下を補います。初回の治療で少し食欲が出てきました。3回目には食事量が増えました。内臓の状態が安定するまで鍼灸治療は続けましょう。まだ若いので急性期は週に1回、徐々に月に1回くらいで維持できることを目指します。仕事のストレスを良質な睡眠や軽い運動、趣味などで発散できるようにしましょう。食生活は重要です。消化が良く温かいものを召しあがって刺激物は避けてください。(内田:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
便秘(20代女性)
昔から便秘症、週に2、3回排便があればよい方。辛くはないがすっきりしたいとご来院。病院へは行っていない。
便秘にはいくつか種類がありますが、今回のケースは大腸の動きが悪くなるタイプです。便が大腸内に長くとどまり便の水分が少なくなることで便が固くなり排便困難となります。女性ホルモンも影響しているので月経周期も考慮する必要があります。全身の鍼灸治療にて大腸の動きの要である自律神経の調整と大腸へ直接アプローチする治療を行います。昔からの便秘ということで体質の改善も必要です。1回目の治療後、すっきりとした排便がありました。定着させるためには根本的な体質改善が必要です。週に1回の治療で腸の動きを見て、徐々に間隔を空けていきましょう。腸の動きをよくするために、軽い運動や規則正しい生活習慣を心掛けてください。腸内環境の改善のために発酵食品やフラクトオリゴ糖などを摂取し、腸内細菌を増やしましょう。(内田:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃もたれ(20代男性)
年末の接待会食での暴飲暴食がたたり、胃もたれ、むかつき、みぞおちの貯溜感、背腰部の張りがつらくご来院。病院へは行っていない。
飲食過多による胃腸や肝臓の疲労が原因と思われます。まずは胃の不快感を軽減し、接待会食が落ち着いた頃根本的な胃腸の働きをよくする治療を行います。鍼灸を用い、自律神経を整え、胃腸や肝臓の血流を促します。対処療法として季肋部や背部の張りを緩める治療も平行して行います。一回の治療で特に不快な症状は軽減しましたが、年明けも会食が続くので出来る限り頻繁に治療を行います。なるべく消化の良い食べ物をよく噛んで食べましょう。冷たいものは避けましょう。就寝時は腹巻などで保温に務めましょう。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃腸障害(機能性ディスペプシア)(20代女性)
3週間ほど前、昼食後から胃がキリキリと痛み出す。今までにも何度か胃の不快感はあったが、今回はひどいため病院へ行く。エコーや血液検査などでは異常が認められず、胃粘膜の改善薬や消化管運動の更新薬、整腸剤などが処方されるが服用しても改善がみられないため、鍼灸治療を試したいとご来院。また、その他に倦怠感や首肩のコリ、眼精疲労、自律神経失調が気になっている。
手足の冷えが非常に強く、腹部背部共に緊張が強く硬い。血液などの流れを改善することで冷え症状を改善し、自律神経を整え、胃や腸の活動を促し、消化を促進させ、全身に栄養が行きわたり、好循環を生みます。週に1回の治療を継続して行い、症状は少しずつ改善しています。2回目の治療後にはキリキリと痛むことがなくなりました。治療はこのまま継続します。漢方薬も併用されています。できるだけストレスをためないようにしてください。セルフケアできるお灸を指導しました。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃の不快感と背部の張り(20代女性)
在宅での仕事が減り、出社が増えたことにより、友人との会食が増えて、胃腸の調子が悪くなり、背中の張りも強くなってきたため来院。
鍼灸で自律神経を整え、胃腸を正常に働けるように治療します。腹部や背部も緊張しているので、同時に緩めることで、背中の痛みも軽減します。出勤のストレスや外食のストレスなどによる疲労を全身治療でほぐしていき、自律神経を整え、胃腸の働きを正常に持って行きます。自律神経は1回の治療では整いません。1週間以内にもう一度ご来院ください。様子を見て間隔を空けていきましょう。外食や添加物は胃腸に負担をかけるので、なるべく自宅で消化がよく温かいものを食べるようにしてください。冷えた飲み物で胃腸を冷やさないよう気を付けてください。(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃もたれ・舌の痺れ・パニック障害(40代女性)
胃もたれが主訴だが、頸や肩のコリ。舌の痺れ、睡眠障害など悩みが多くご来院。治療を続ける中でパニック障害であることを告白。
主訴が多いため、取りやすい症状から取っていきます。パニック障害については薬を徐々に減らしていけるよう時間をかけて治療していきましょう。鍼灸の全身治療および主訴へのアプローチによって4回の治療で胃もたれや疼痛、肩や頸のコリ、舌の痺れ、不眠などがかなり改善しました。パニック障害については薬を用いているため薬を徐々に減らしていき、最終的には薬を頼らなくてもよくなるよう治療を継続します。毎週1回の治療を3か月継続して、パニック障害の状況を見て行きます。定期的なウォーキングをお勧めします。気功を教えます。やりがいを見つけてください。(中島:鍼灸師)
胃部不快感(20代男性)
以前から過食と小食を繰返しており、過食後は胃や腹部膨満感があり、食欲がなくなるためご来院。
過食の原因となるストレスの発散方法を食以外で考えていただく。熱を発散し、胃腸を丈夫にする治療を施す。全身治療の後消化器系へ鍼灸でアプローチする。食欲をコントロールすることができるようになり胃の不快感が減る。月に一度は治療をして今の状況を維持しましょう。運動で発散する習慣を身に付けましょう。(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
腹部の痛み(30代女性)
半年前に発熱し、その後腹部が痛むようになる。胃カメラやエコー、レントゲン、CTなどで検査するも、特に異常は見つからない。
食欲は普通にあるので、胃腸の問題より下肢の冷えが強く、ストレスによる緊張や自律神経失調などが原因ではないかと仮定し、治療を行う。鍼灸での全身治療を施す。1回の治療で全身の緊張が緩み、3回目で主訴である腹部の痛みが半減する。3週間に1回の治療をしばらくは続けましょう。下肢の冷え改善のため、ふくらはぎを鍛える運動を指導する。(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
食欲不振・不眠(早朝覚醒)(40代女性)
食欲が落ちた。眠りが浅く、早朝に目覚めるため来院
元々胃腸が弱く、仕事のストレスも重なって食欲不振などの胃腸の機能低下を起しているようです。不眠も胃腸と深く関係しています。まずは胃腸の働きを改善することが大切です。全身のバランスを鍼灸などで整えます。不眠は1回の施術後、食欲も週1回を3回続けたところで改善。もとに戻りやすい状態ですのでできるだけ継続して身体を整えていきましょう。甘いものや脂っこいものは控えてください。自宅でのお灸をお勧めします(内田:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
下腹部の張り(50代男性)
3か月前から腹部に時々激しい痛みがでる。痛みがない時もお腹の張りで苦しいため来院。病院では検査するも問題なし、痛み止めを処方される
仕事のストレスに加え、持病の薬の副作用もあると考えられる。腰部の硬さや張りを取り、全身のめぐりを良くしていく。鍼灸にて消化器に関連した全身治療。初回の治療後、腸が動き久しぶりにお腹がすく感覚が出る。状態が安定するまで1週間に1回の治療、経過をみて2週間間隔にしていきましょう。飲酒を減らし肝臓の負担を軽くしましょう、運動で全身のめぐりを良くしましょう(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
口内炎(20代女性)
1週間前に胃が痛くなり、その後舌の側面に口内炎(アフタ性口内炎)が出来た。食事をするのが痛みで辛いため来院
口内炎は疲労やストレスなどによる免疫低下や胃腸の不調、睡眠不足、栄養の偏り、生理などが原因で起こりやすいです。鍼灸で自律神経を整え胃腸の働きをよくすることで免疫をあげ、痛みを緩和できるようアプローチしましょう。鍼灸にて全身調整を行い、口内炎のツボ(前腕の反応点)にお灸をする。施術後に痛みが軽減。3日後に2回目の治療、その後は週に1回の治療を3回くらい行うことをお勧めします。今後のメンテナンスには月に1回の治療をお勧めします。適度な運動と質の高い睡眠、食事は腹八分目に。刺激物や冷たいものを控え、ビタミンB2、B6を摂取しましょう(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
痔の痛み(60代男性)
長年、痔の痛みはあったが、コロナ禍で椅子に座りっぱなしの日が続き、痛みが強くなったため来院
運動不足やストレスなどが原因で、便秘や血行不良が原因と思われます。患部周囲のお尻の筋肉の緊張を取り、血行改善に務めます。数回で痛みが消失しました。2週間に1度のご来院をお勧めします。運動をしてください。大股での徒歩をお勧めします。便通をスムーズにする食事を工夫しましょう(西田:あん摩マッサージ指圧師)
過敏性腸症候群(50代男性)
以前から腸の調子が不安定。比較的すぐに改善していたが、今年に入ってから下痢と便秘を繰り返し薬を飲んでいるため来院
睡眠時の不調があり、全身の緊張も強いので鍼灸にて自律神経の安定を目指す。ストレスや均等の緩和を目指し、肝・胆の調整、全身にはりや灸を施す。初回後より改善がみられ、薬を服用せずに過ごせている。季節の変わり目や環境などにより症状が戻る可能性があるため2週間に1回の治療をお勧めします。睡眠の質を上げるための軽い運動や入浴の方法やタイミングを指導する(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃もたれ・食欲不振(30代男性)
2週間前より胃もたれや食欲不振、好きな珈琲を飲めない等の症状がある。仕事にストレスを感じている
腹部と足の冷えが強い。腹部や背部の筋緊張も強い。身体の冷えやストレスにより、自律神経が乱れ、胃腸の働きが悪くなっている。鍼灸にて全身調整を行い、腹部や足を温め、腹部背部の筋緊張を緩め、自律神経を整えて胃の働きを活発にする。1回の治療で胃もたれ軽減する。はじめは1週間以内の治療、その後は月に2~3回の治療をお勧めします。湯船につかること、冷たいものや刺激物、油ものの摂取は控えて、腹八分目を心がけましょう(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃痛(30代女性)
1年前より頻繁に胃痛を起し、2週間前より背中の痛み腰痛が出る。病院では機能性ディスペプシアと診断
ストレスなどから身体が冷え、胃が痛み、胃の裏側である背中や腰部に痛みが出る。自律神経を調整し、冷えを改善することで胃など内臓の動きを活発にしていく。1回の施術で胃の痛みは軽減するが、背中や腰の痛みが残ったため、週に1回の治療継続が必要。ストレスを発散し、身体を冷やさない生活習慣を提案する(光岡:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃痛(40代女性)
コロナ禍のストレスで過食気味になり、胃の鈍い痛みや背中が張って辛いため来院
ストレスにより自律神経が乱れ、胃の働きが落ちているところに過食で胃の負担が増え、背部にも反射として張りが出ている。鍼灸およびマッサージを用いて、自律神経を整え、胃腸の働きをよくする。首や肩、背部の緊張を緩める。週に1回のペースで1か月~3か月の治療を提案。胃の痛みは改善するが、背部の張りが残るため、しばらく治療を続ける。ストレスを発散する軽い運動を提案する(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃部不快感(20代男性)
2週間前より食後の激しい胃痛が発生、病院で内視鏡検査をするが、明らかな異常が見つからないためご来院。病院では機能性ディスペプシアと診断
ストレスなどによる緊張で胃の働きが低下している、鍼灸で自律神経を整え(優位になっている交感神経を押さえる)、全身の緊張も緩めて胃の働きを正常にしていく。肝の働きを良くするよう全身治療を行う。1回の治療後、食欲が増しよく眠れたが、重たいものが食べられない。2週間に1回のペースで今後も治療を続ける(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃部不快感(40代男性)
1~2年前より仕事のストレスから胃部不快感がある。胃の働きが悪く食欲がない。寝つきも悪く眠りが浅い。胃カメラは異常なし
ストレスで交感神経が優位になり胃の働きが低下し、食欲不振につながる。腹部の冷えもあり胃腸の働きが弱くなっている。腸の環境が睡眠の質にも影響している。鍼灸による全身治療で胃部、腹部を温め、胃腸の働きを改善させる。はじめの3回はできるだけ短いスパンで行う。睡眠の質が良くなり少しずつ空腹を感じるようになる。その後は2週間に1回くらいのペースで治療を行う(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
下痢(80代女性)
1週間ほど下痢や軟便が続くため来院
胃腸の動きが悪く、下腹部の冷えが強い。シャクジュによる全身治療のあと、腹部と仙骨部にちねつ灸を施し、身体の深部を温める。当日より下痢は止まる(関:鍼灸師)
胃痛(30代男性)
1ヶ月前より仕事が多忙でストレスを感じているためか、常に胃の痛みあり
上腹部の筋緊張強く、足の冷えも強い。全身調整の鍼を行うと共に、筋緊張を緩める目的で腹部に鍼と灸を行う。また、背部に鍼と灸、足底に灸を行う。1回目の治療で胃の痛み軽減、2回目の治療で胃の痛み治まる。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
口内炎・舌炎(10代女性)
舌や頬に口内炎が沢山でき、つらいとのことでご来院
上実と見て、積聚治療を施し、最後に手にある口内炎のツボにお灸、食事のアドバイスをする。翌日痛み消失(関:鍼灸師)
舌痛(40代女性)
2日前の夕食後より口唇が腫れると共に舌も腫れて痛みだし、食事が思うように摂れない。はっきりとした原因は分からないが、食べ物のアレルギーによるものかもしれないとのこと
舌苔が白く、舌全体がただれている。鍼灸にて全身治療を行うと共に、腹部の圧痛部位に鍼を施し、手指に灸を行う。治療後、痛みが軽減する。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
二日酔い(30代男性)
前日夜遅くまで飲酒。翌朝起床時より胃腸苦しく吐き気・下痢ぎみ・頭痛あり。
腹部全体に張りが強く見られた。鍼にて全身調整を行い、腹部の張りを取る灸や、背部に鍼と灸を行う。治療後、吐き気・頭痛が軽減する。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃の痛み(40代女性)
急な胃の痛み、重だるさを訴え来院
事情を聞き、自律神経の乱れからくるものだと判断。背部と胃のあたりをホットパックで温めながら背部中心に筋肉の緊張を緩める。施術後、痛みは消失(秋間:柔道整復師)
胃痛(30代女性)
起床時より胃が痛むため来院
上腹部の冷えが顕著であり、腰背部の張りが強い。上腹部をホットパックで温めながら、手足からマッサージをし、その後、うつ伏せにて腰背部を中心に、全身のマッサージを行う。治療後、胃の痛み緩和する。(網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
歯痛(40代男性)
一週間前より左奥歯のいたみがあり、歯科医の予約日までに痛みをおさえたく、ご来院。
歯痛を緩和するため、顔面、手のツボ、首に刺鍼。強めに刺激をかけ、施術終了。その後痛みは緩和し、次の日も楽に過ごせたとのこと。 (深沢:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
胃下垂(30代女性)
数年前より、油っぽいものを食べたり、少し食べ過ぎると胃もたれがあり、半年ほど前に胃下垂と診断される。
手足や腹部に冷えが強く見られ、肩や腹部・背部の筋緊張も強い。鍼にて全身調整と腹部・背部に灸を施す。2回目来院された時には、手足・腹部の冷えが改善し、3回目以降、胃の調子も良くなる。現在月2回で治療継続中。 (網代:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
慢性の歯肉炎(40代女性)
歯医者で治療は適宜しているが、疲労がたまると歯茎が少し腫れ、浮いたような感じになるため来院
かかとへの点灸を何度か施し翌日には改善。その後は疲労そのものを改善するため週に1回程度の鍼灸治療を受けている(関:鍼灸師)
肩・首の凝り・胃痛(20代女性)
歯の矯正を始めて、肩や首の凝りが酷くなり、食も細くなり時折胃に痛みもある
肩や首の凝りは、口内のストレスから筋肉の緊張があると考え、施術を行う。肩、首のみならず顎や頭部にも硬結部が見られる。口内ストレスは胃にも作用、胃の左背部に硬結部があり、胃の働きが悪い状態だった。施術後は、硬結部は改善され、胃の痛みも改善したが、 歯の矯正は続いており、ストレスがかかるため来院中。(西田:あんま指圧マッサージ師)
便秘(40代女性)
普段よりお通じが1週間に1度くらいしかなく、お腹がはって辛いと来院
腹部を軽く触ると腸の動きが悪く大腸群が硬い様子。まずは仰向けにて足指を刺激、下肢の血流をよくする。脚を動かしながら腸を運動させ、次に背中の筋肉をゆるめ、自律神経を整える。この治療で翌日には、快適なお通じがあった(関:柔道整復師)
胃痛・胃不快感・食欲不振(40代女性)
胃の不快感、食欲不振があり、食欲が出た時に食べると痛みがでる。また、頸や肩には、慢性的な凝りがある。
胃は、腹部や左背部を温めながらのマッサージや、足の反射区を刺激する。頸や肩は通常のマッサージで施術。治療を重ねる度に改善傾向にあり。まだ、日によって不快感や痛みがあるため、通院中。 (西田:あん摩マッサージ指圧師)
右背腰部痛(70代男性)
飲酒はしないが、仕事がかなり忙しく、ストレスが多い為か肝機能が著しく低下していると医師に診断された。診断後も腰背部、特に右背部が痛み来院
肝虚証として、肝機能・腎機能を上げる治療を中心に週1回の鍼灸治療を継続したところ、4ヶ月後、肝機能の数値 が正常となり、背腰部の痛みもかなり軽減した。(佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
内臓の不快感(40代女性)
慢性的な内臓の疲れで悩まれ来院
左側の背部に筋肉の緊張があり、胃の疲れと判断。睡眠の質も低下しているため、内臓疲労が回復できない。背面と腹面の両面からマッサージし、1回の施術で眠りも内臓疲労も改善。引き続き治療を継続中。 (西田:あん摩マッサージ指圧師)
胃腸虚弱(40代女性)
慢性的な胃腸虚弱で長年漢方薬を常用していたが漢方も受け付けないほどに体調を崩し、食事も摂れなくなり来院
刺激量に注意しながら週に1~2回の鍼灸治療を続けることで胃腸が動きはじめ、漢方を飲めるまでに回復したため漢方に戻る(藤本:鍼灸師)