循環器系疾患

心房細動(不整脈)(50代男性)

sos3年前から心房細動の治療のため、当院へ来院されていたが、金属アレルギーが出たため、1年ほど来院せず。本年初夏に、刺鍼をしない方法での治療を希望の旨問い合わせがあり、対応可能ということでご来院。

不整脈の原因となっている胸中の痞えやお腹の冷えを取り除き、左胸郭周囲にある冷えと脹りを弛め、血の巡りを良くして自律神経を整えます。金属アレルギーがあるため、刺さない鍼(鍉鍼)とお灸にて治療。腹診にて、胸中の熱、下腹部の冷えや横隔膜と腹直筋の緊張を確認。また、背診にて、左胸郭周囲に痛みを伴う脹りを確認。身体全体的に、表面は熱があるが深部は冷えて硬さを感じる。変化:治療を受けた日から数日は身体が楽になるとのこと。鍼を皮膚に刺入せず、皮膚上で接触する刺さない優しい鍼(鍉鍼)だが、毎回全ての施術箇所に、皮膚がほんのり赤く反応する「フレア現象」が起きる。この現象は、血管が広がり血流が良くなった時に起こる鍼の効果である。2週間に1回ほどの定期的な治療をお勧めする。仕事のお疲れが溜まらないように、身体を冷やさないよう養生いただくよう指導。(木戸:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

コロナワクチン4回目接種後の体調不良(60代女性)

sosコロナワクチンを4回目接種した後より、全身の倦怠感、寝汗、動悸、息切れなどの不快症状が続いているためご来院。病院へは行っていない

原因は不明だが、自律神経が失調していると考え、鍼灸治療にて自律神経を改善します。鍼灸治療を全身に施すことで、自律神経を整え、体力を回復させます。動悸や息切れ、寝汗に効果のあるツボに鍼灸を行います。3日後に2回目、その後は1週間に1回の頻度で行い、体調の改善を見ながら徐々に間隔を空けますが、ある程度継続することが大切です。自律神経が安定する呼吸運動を指導しました。(網代:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

高血圧(50代男性)

sos2年前より高血圧と診断される。動悸があり、薬を使っても血圧が下がらず安定しないためご来院。

鍼灸治療を全身に施すことで、自律神経を整えます。内臓の動きが活発になり、高血圧も落ち着いてきます。週に1回の治療で動悸の頻度が減り、治療直後は血圧も安定。徐々に安定する期間が延び、薬も弱いものに変更した。初めは週に1回、安定してきたら2週間に1回くらいに間隔を空けていきます。継続することが大切です。運動とバランスの良い食事を心がけましょう。(内田:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

不整脈(50代男性)

sos病院で、24時間の心電図、心臓エコーによる検査で特筆すべき問題は見当たらないが、部分的な心肥大が認められた。不整脈が増えることで心房細動による血栓が出来、脳梗塞などを引き起こすおそれがあるので経過観察が必要と言われる。2年前から不整脈を感じ、半年前から頻度が増えてきた。背中も張り、不安があるため来院。

心臓の心拍は自律神経により支配されています。鍼灸治療で自律神経を整えましょう。継続的に治療を行えば徐々に不整脈を減らしていける可能性があります。鍼灸にて全身治療、自律神経調整を行う。背部や首肩の張りを緩める治療を行います。1年前の24時間心電図検査で10%まであった不整脈が5%まで減少する。週に1回の治療をこのまま継続することで、少しずつでも減らしていける可能性があります。不整脈を気にし過ぎず、楽しく生活しましょう。心臓に負担をかけないよう体重管理を行い、適度に身体を動かしましょう。(光岡:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

呼吸が浅い(30代女性)

sos以前から肩背部に凝りがあり、最近胸のつまり感も出て上手く呼吸ができないため来院。

もともと上部の循環が滞りやすいところに、仕事の多忙や運動不足が重なったことで、横隔膜(胸脇部)が固まり、症状につながったと思われます。鍼灸マッサージにて側腹部や腰の緊張を緩める。治療後胸が開き呼吸が楽になる。2週間に1回の治療を3回続け、経過をみて月に1回の治療にしていきます。1日に1回は身体を動かす時間を作りましょう。腰を緩めるストレッチをしましょう。(佐藤:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

呼吸が浅い(40代女性)

sos全身の疲れが酷く来院

特に背部の筋肉の緊張が強く、呼吸が浅くなっていないかを指摘。そういえばと自覚があり、背部の緊張を取ると夜ぐっすり眠れる(西田:あんま指圧マッサージ師)

不整脈(90代男性)

sos老人性除脈性不整脈(脈が異様に遅くなる)に加えて、脈がとび、一定のリズムでない時がある。その他に動悸、夜中にふくらはぎがつる、体が重だるい、などを訴えご来院

脈の正常化をはかるべく、体全体の施術に加えて手の心経の反応点に浅めの鍼を数か所施す。その直後から脈が一定のリズムになるが、脈の遅さはかわらず。そのご2週間現在、動悸やふくらはぎのつりは、消失。
(深沢:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)

熱中症(20代女性)

sos炎天下の日にBBQ、立ちくらみと少しお酒も入り気持ち悪くなりご来院。

疲労に加え、甘味・油もので飲食過多気味。胃腸機能の回復を中心に治療。鍼灸あとぐっすり快眠とのこと。月2回の治療を勧める。(秋谷:鍼灸師)

ふくらはぎがつる(80代女性)

sos2日に1回は夜中にふくらはぎがつってしまうためご来院

腰を整え、足首をゆるめた上で、ふくらはぎの筋ポンプ運動を促すようマッサージすると膝から下のむくみが軽減し、夜中のつりがおさまる(深沢:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)

腰痛と肩首のコリ(40代女性)

sos腰痛と肩首のコリを訴えて来院

鍼治療にマッサージを加え、月に2度の治療を4か月続け腰痛はかなり改善される。肩首のコリは仕事のストレスからか現在も残るが、何より治療を続けることにより血行が改善され、例年の冬にお腹・背中・腰と貼っていた使い捨てカイロを、今年は寒い冬にもかかわらず貼らずに済んでいる(光岡:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)

脳出血後遺症による右手の握力低下(60代男性)

sos脳出血の後遺症で右手・右足の違和感・握力低下を訴え、リハビリを続けていたが、効果があまり感じられなくなり、鍼灸治療希望で来院

腎積腎虚で、恥骨部に強い圧痛あり。始めはあまり変化が出なかったが、全身の基本治療と、局所の治療を続ける。 右手に力が入り、感覚が戻ってきたとのこと。以後週1回のペースで治療を継続中。(川口:鍼灸師)

脳梗塞の後遺症(60代男性)

sos脳梗塞発症後2ヶ月後に受診。左半身片麻痺となり、週1回リハビリを行なうも思ったように改善しない。特に左足の動きにくさおよび腰痛を訴える

酸素カプセル(60分)と鍼灸治療を組み合わせることで、生活に支障が出ない程度に回復した(川口:鍼灸師)
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