急性副鼻腔炎(50代女性)
3週間前にのどが痛み出し、2週後に痛みが治まった頃より副鼻腔炎を発症。抗生物質を服用したが、あまり効果がなく来院される。現在、鼻づまりと、鼻周囲から前頭部にかけての重苦しさを感じる。病院では副鼻腔炎と診断された。鍼灸にて自然治癒力を高めるとともに鼻周囲の巡りを良くするように治療しましょう。また、首肩こりを緩和させることも症状改善に繋がります。鍼灸にて全身治療を行うとともに、鼻周囲・頭部・首肩を施術する。1回の治療で症状軽減。必要な治療回数や周期…3日おきに3回治療しましょう。その後は様子を見て、少しずつ間隔を空けていきます。鼻周囲のツボを指で押圧しましょう。腹部や首肩が冷えているので、身体を冷やす飲食を控えたり、ストールを着用したりするなど、身体を温めるようにしてください。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳鳴り(40代男性)
今までも耳鳴りと耳の聞こえにくさがあり、環境の変化や疲れ、ストレスの影響で悪化することがある。今回は風邪の後に症状がひどくなってしまったためご来院。病院へは行っていない。
耳の中の内耳には気圧を感じ取る機能が備わっています。しかし生活習慣やストレスによって内耳がむくんでしまうことで、耳の聞こえ方や耳鳴りにつながってしまいます。鍼灸治療では、耳の循環改善のみではなく、むくみは内臓の関わりも深いため、内臓の機能の改善するため治療を併用します。治療中に耳の変化を実感し、その後さらに良くなっていきました。
一度の治療で変化が出ても治すことは難しいです。何度か治療を繰返すことで、体質に変化が表れてきます。むくみは、運動習慣をつけること、質の悪い塩分の取り過ぎに注意し、腎への負担を減らしましょう。腎は耳との関わりがあり、改善に重要なポイントになります。(内田:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
突発性低音型難聴(30代女性)
1ヶ月前に難聴・耳鳴りが発症。病院にて突発性低音型難聴と診断され、ステロイド治療を9日間するが変化なし。1年前にも同様の症状が初めて発症したがその時は1週間のステロイド治療で治った。周囲の音、自分の声がこもって響いて聞こえる。耳鳴りは高い音、低い音、虫がいるような音などがある。
1年前も今回も、日常生活での同じストレスがきっかけとなり自律神経が乱れ、発症したと考えられる。さらにそこから睡眠にも悪影響を与え、難聴・耳鳴りを助長してしまう悪循環。ストレスによる暴食も出てしまった。鍼灸による自律神経の調整、耳周りの循環改善、心身を緩ませていくように治療をおこなう。根本的なストレスを無くすことはできないが、鍼灸治療を通して睡眠や自律神経を整え、心身の緩衝能力を上げられるようにしていく。初診後2日間は耳の調子も良く、ぐっすりと眠れた。その後急激な天候の変化などの影響も受け、症状は元に戻る。今後は週に2回の治療をおこないつつ、状態が安定してきたら間隔を空けていく。睡眠改善のための習慣と、ストレスを溜めないような習慣を作っていく。(根津:鍼灸師)
花粉症(くしゃみ・鼻水等) (50代男性)
一度程度のメンテナンス目的で鍼灸治療を受けに来院(普段は腰痛・肩こり等の症状)。今回は当日強風でスギ花粉が大量に飛散していたためかくしゃみを連発されて辛そうであった。 10年前に花粉症と診断されている。
鍼灸治療で自律神経のバランスを整え、免疫力を高める事により花粉症の症状を軽くすることができる。普段の施術に加え、頭部・顔面にある鼻炎等の症状を抑えるツボに刺鍼と背部や前腕部の呼吸器系のツボにも刺鍼・施灸を行う。
来院時にくしゃみを連発していたが、施術を開始してからお帰りになるまでくしゃみは抑えられていた。 季節の変わり目に入る前に2~3回施術を行うと症状を軽く抑えることができるので予防的に行いましょう。(光岡:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳鳴り(40代男性)
3週間前から耳鳴りが突然発症し、変化がない。右耳から常にジーっと音がしているためご来院。病院へは行っていない
耳鳴りは多くの場合耳の周囲や、耳の奥にある内耳という場所の循環が悪かったり、むくみによるものも多くあります。鍼灸治療では五臓六腑の機能低下によって耳鳴りが起こることがあると考えるため、全身治療も行います。根本である五臓六腑の調整と、耳の治療を同時に行います。治療中には耳鳴りが消失しました。1回目の治療の後、少し戻るが、続けて2回目の治療を行い、完全に消失しました。症状が無くなった後も身体が変化していなければ、またいつ耳鳴りが戻ってもおかしくない状態です。五臓六腑が体質を作っていくため、調整を続けることで、身体が良い状態に保たれ、身体が変わってきます。身体を冷やさないようにしましょう。睡眠を十分確保しましょう(内田:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳鳴り・耳痛(30代女性)
数か月前より耳鳴りと耳痛が時々出るようになり、首や肩のコリがひどくなるとともに症状が悪化した。病院では原因不明で治療方法がないためご来院。
何頸や肩のコリが強く、血行不良がみられます。深部の筋肉を緩め結構を改善して症状の改善を試みます。根本的にコリが出現するのは自律神経の問題もあります。自律神経の調整も同時に行っていきます。耳まわりの循環をよくする治療と自律神経を調整する全身治療を行います。初回の治療でかなり改善がみられました。全身の自律神経調整は引き続き行います。週に1回の治療を重ね、症状が安定したら頻度を空けていきましょう。内耳のむくみがあるので塩分過多には注意してください。軽い全身運動で循環をよくしてください。(内田:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
声が出ない・声帯炎(30代女性)
ひと月前から声がかすれ始めていたが、仕事上使わざるをえなく使っていたら、声がほとんど出なくなった。内科や耳鼻科に行って薬も飲んでいるが、明日どうしても声を出す必要がある大事な用があるため来院。
何らかの原因で喉や声帯に炎症が起こっている中、喉を使ったために炎症がひどくなりなかなか治らない状況になっていると思われます。声帯を支配する反回神経の大元の迷走神経は、腹部まで通っています。腹部や胸部、肺を緩め、自律神経を整えながら回復を促します。全身治療でお腹や背中にはり灸をします。補助治療として脊髄神経や仙骨のお灸と大腸経のお灸、睡眠不足による腎虚のため腎経のお灸を施します。ホットパックで肺や胸部を温めます。翌日の大事な用では意思疎通ができるくらい声を出すことができました。1週間後には50%戻りました。声帯にタコのような傷が出来ているそうなので、修復できるよう全身治療と補助治療をもうしばらく続けましょう。睡眠不足は治癒の障害になります。特に体調が思わしくない時は無理せずよく寝てください。交感神経が優位になりがちで呼吸が浅いようです。声が治っても月に1回~2回は治療を続け、自律神経を整え、未病を防ぎましょう。(関:鍼灸師)
眩暈(20代男性)
5日前より眩暈症状が出始めた。ふわふわする眩暈を感じ、首のコリも強い。病院での検査で異常がなかったためご来院。
原因不明の眩暈は季節の変わり目に多く、自律神経の乱れが関係していると思われます。鍼灸治療で弱った臓器に力を与え、バランスを整えます。自律神経が整えば環境の変化に対応できるようになります。鍼灸を用いて全身調整をします。眩暈に関係のある内耳の治療も組み合わせます。一度の治療で眩暈が軽減しました。強い症状は治まりましたが、自律神経が完全に整ったわけではないので、3回は詰めて治療をし、その後も定期的に治療を続けましょう。足の冷えが強いため、下半身が冷えてのぼせやすくなる「冷えのぼせ」の状態が起こりやすくなっています。のぼせは眩暈を起す原因でもあります。冷えない生活を心がけましょう。(内田:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
右耳の耳鳴り(50代男性)
2年前より静かな環境で右耳に耳鳴りが生じるようになった。普段は気にならないが、就寝前など気になって眠れなくなるため来院。
長期に渡って症状が出ていますので1回2回では改善しませんが、鍼灸にて頸や肩、頭部や耳周囲の血流を改善し、これ以上進行しないよう治療していきます。鍼灸マッサージにて全身治療と共に、首や肩、背中、耳周囲、頭部などの緊張を緩める治療をおこないます。6回目の治療より耳鳴りを気にする回数が減りました。初めは週に1回、その後少しずつ間隔を空けて根気よく治療していきます。お風呂にゆっくりと入って身体を芯から温めてください。(光岡:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
眩暈、耳鳴り(50代女性)
1年以上前より眩暈や耳鳴りを発症。眩暈は起床時に起こりやすく、回転性の眩暈。耳鳴りはミーンミーンというセミ音。気圧の変動時に悪化する傾向。病院ではメニエール病と診断される。投薬を1年以上続けているが症状は変わらないためご来院。
メニエール病の原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや睡眠不足、疲労なども影響し、内耳にリンパ液が過剰にたまることが関係します。鍼灸治療で原因を緩和させ、主訴を取り除きます。鍼灸にて全身治療を行い、疲労回復と免疫力を回復させます。頚部や肩~背部や耳周囲の血流を良くする局所的治療も行います。緊張も緩み、内耳の巡りがよくなります。週1回の治療を続けます。眩暈の頻度が減り、耳鳴りの状況も変化してきたら治療間隔を空けていきます。頸や肩~背部、耳周囲の緊張を緩めるために、マッサージや運動をお勧めします。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
笑うと痰が絡む(20代女性)
8年程前より、笑うとその後に痰が絡むようになった。病院へ行ったが特に呼吸器には問題はなく投薬もなかった。気になるためご来院。
鼻水は普通鼻から喉の奥に流れています。何らかの原因で粘性を帯びた鼻水になると痰がからむような状況になります。アレルギーや口呼吸なども原因となります。笑うこと外気が入り、呼吸器が刺激されることも考えられます。粘膜を鍛えることも大切です。全身治療および呼吸器や粘膜異常に効果があるツボへのはり灸治療を行います。1回の治療でまずは肩や頸、腰の緊張が取れました。呼吸器やアレルギー改善、粘膜を鍛える治療は時間がかかります。週1回のペースで1か月~3か月治療を続けましょう。口呼吸の改善として睡眠時に当院で販売している「寝る寝るテープ」をお勧めします。日中も、口を閉じる癖をつけましょう。(光岡:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
良性発作性頭位めまい症(50代女性)
横になるとめまいが出現、その後何度か向きを変えるとめまいが起こる。耳鼻科を受診し、薬を飲むが、左に向くとめまいが起き、吐き気も収まらないため来院。
耳石による良性発作性頭位めまい症は、内耳の耳石がはがれて三半規管に入り込むことにより発症する。2~3週間で治るともいわれている。鍼灸で自然治癒力を高め、首や肩の気血のめぐりを良くし、めまいや吐き気を改善していきます。鍼灸にて全身調整を行うとともに、めまい、吐き気に効果的なツボに刺激を入れる。頸や肩のコリを改善する治療も行う。2回の治療で眩暈や吐き気が治まる。最初は3日おきに2回、その後は1週間に1回、徐々に2週間に1回と減らしていきましょう。とにかく早く寝てください。寝返りや体制を変えるときは身体を先に動かし、目を先に動かさないよう注意してください。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳鳴り(60代男性)
数年前よりキーンという耳鳴りが続いている。1日のうちで静かな時間帯に特に気になるため来院
耳鳴りは耳の奥にある内リンパの循環を良くする必要がある。はり灸で全身を整え、耳への治療も行う。施術後耳鳴りが止まるが、すぐに戻る。良い状態を定着させるためには週にⅠ~2回の治療を継続することをお勧めします。疲労をためない、質の良い睡眠を指導する(内田:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
拍動性耳鳴り(50代男性)
3~4か月前より耳鳴りがひどくなり、睡眠時も気になることで来院
拍動性の耳鳴は筋肉の緊張による血流障害が関係するため、頸から肩の緊張を取り、神経過敏の状態をリラックスさせる必要がある。鍼灸マッサージにて、全身調整および頸や肩の緊張を取る。1回の治療で軽減。耳鳴が気にならなくなるまで詰めて治療。その後は2週間に1回の治療で全身の緊張を取り、再発しにくい状態を保つ。(佐藤:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳鳴り(40代女性)
4年ほど前より左右に耳鳴りがあり、2か月前に脳梗塞を起こす。それ以降耳鳴りが強くなり静かな時には特に気になり、眠りにも支障をきたすことで来院
鍼・灸で頸肩の緊張を取り、頭部や耳への血流を促すとされるツボ等に施術を行う。
1週間後二度目の来院時には耳鳴りの症状は軽減したとのこと、治療は継続中
(光岡:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
耳の閉塞感(60代女性)
半年ほど前より、左耳の閉塞感あり。原因不明。耳鼻科での聴力検査で低音の聴力低下が見られるとのことで来院
頸肩の筋緊張強い。鍼灸にて全身調整を行うと共に、左耳周囲に鍼を施す。また、頸肩の筋緊張を緩める鍼灸を行う。施術後、閉塞感軽減するも一週後には戻ることもあり、聴力も改善傾向ではあるが安定に欠けるため、治療継続中。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
眩暈(30代女性)
良性発作性頭位めまい症で来院
日頃から、首肩周囲の筋肉の緊張が高いので、その部位の緊張を取ってから、頭部、顔部もマッサージする。あまり、めまいは出なくなったが、引き継ぎ来院中。(西田:あん摩指圧マッサージ師)
感音難聴(40代女性)
3年前に患った右耳の感音難聴が再発した為に来院。耳鳴り強く、めまい、ふらつきあり。
頸肩~背部の凝り強い。全身治療に合わせて耳周囲や難聴、耳鳴りに効果のある手足のツボに鍼をおこなう。また、頸肩から背部の凝りを緩和する目的で、鍼と灸をおこなう。1~2日おきに鍼灸治療をおこない、6回の治療で大方聞こえるようになり、耳鳴りやめまい、ふらつきは治まる。継続治療中。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
風邪による喉の痛み(40代女性)
4~5日前より風邪を引き、熱は治まったが、のどの痛みと痛みによる咳が続くため来院
手足の冷えが強い。全身治療の鍼に合わせ、前胸部や手に鍼、足裏や背部に多壮施灸する。施術後、身体が温かく感じられ、のどの痛み和らぐ。(網代:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
歯のくいしばり(40代女性)
頭痛がある。夜に歯を食いしばっていると歯医者で言われる。
顎と頚部を緩める。背部全体と頭部や顔の反応点に治療。歯の食いしばりがなくなったのか頭痛も消失。(秋谷:鍼灸師)
メニエール病(30代女性)
以前メニエール病と診断を受け、薬を服用し症状は安定していたが、最近再度症状が出てきたため、少しでも楽になれればと思い来院。
上半身の緊張が酷く、胃の調子もよくないとのことで、背部にホットパックをあてながら、首から肩を中心にマッサージをして、少し楽になる。症状が落ち着くまで来院のご予定(西田:あんま指圧マッサージ師)
耳の閉塞感(40代女性)
以前から肩こりがひどく不定愁訴があり来院していたが、ある時に耳の閉塞感が気になりだす
頚部から肩、背部の筋緊張を緩め、ヘッドマッサージ、耳のマッサージを加え、自律神経の興奮を抑えるような施術を行う。治療後改善した様子だったが数日後また耳の閉塞感が再発して来院。繰り返し施術し症状が治まる(秋間:柔道整復師)
額関節矯正手術後の食欲不振と頭痛(20代男性)
食欲不振、頭部全体の酷い頭痛に悩んでいた
手術によって、身体の左右バランスを崩し、肝臓胆嚢機能が低下していたため、鍼灸治療をしばらく続け、頭痛、食欲不振ともに改善した (佐藤:鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師)
額関節症によるクリック音(30代女性)
口が開きづらく、クリック音がひどかった
疲労とストレスから顎関節の動きが悪くなっている状態を 鍼灸治療に顔のマッサージを加え、数回の治療でしっかり口が開くようになり、クリック音もほとんどなくなった (佐藤:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
中耳炎後の耳の反響音、閉塞感(40代女性)
鼻を強くかみすぎて中耳炎を患い投薬にて治癒したが、痛みが治まったその後も自身の声が常に頭蓋骨内で反響しているような症状に悩まされ、その症状が2週間たっても全く改善されない為、当院を受診。精神的にもとても参っている
根本的な冷えの改善と精神を落ち着かせる治療を行ったところ、初回の治療直後に反響音が完全に消失した。その後週1回の治療を行ない5回の治療でほぼ耳の閉塞感も消失。その後、2週に一度の治療に来院間隔を変更し、現在も治療中。(川口:鍼灸師)
耳閉塞感(40代女性)
思い当たる原因なく両耳閉塞感あり。聴力検査により低音やや聞こえが悪い
ストレスや疲労、頸肩の緊張が原因とみて、週1回の鍼灸治療3回にて両耳閉塞感治まる(網代:鍼灸師・あんま指圧マッサージ師)