起立性調節障害

どんな病気?

思春期前後の小児に多くみられ、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調です。血圧が低下し脳血流が減少するため、立ちくらみや眩暈、動機や息切れ、朝起きれない、顔色が悪い、食欲がない、疲労しやすい、頭痛、乗り物酔いしやすい、原因不明の腹痛など多彩な症状が現れます。
タイプは4つに分類されます。
①起立直後性低血圧
起立直後に血圧低下が起こり回復に時間がかかるタイプ
②体位性頻脈症候群
起立後の血圧低下はなく心拍数が異常に増加するタイプ
③血管迷走神経性失神
起立中に急激な血圧低下が起こり失神するタイプ
④遷延性起立性低血圧
起立中に徐々に血圧低下が進み失神するタイプ

主な原因は?

人体は、起立すると重力によって血液が下半身に貯留し、静脈を経て心臓へ戻る血液量が減少し血圧が低下しますが、それを防ぐために交感神経が働いて血圧を維持しています。
しかし、ストレス(精神的要因・環境的要因)など何らかの原因で自律神経の機能が低下すると、交感神経が上手く働かず、血圧が低下したままになるため、脳血流が減少し、多彩な症状が現れます。
西洋医学では、生活や運動指導、十分な水分と塩分の摂取、薬物療法として昇圧剤や漢方薬などを処方します。
起立性調節障害

治療で期待できる効果

中国伝統医学の治療方針として安神養心、活血行気、開竅醒脳、滋陰補腎、健脾清肝が考えられます。
基本穴として神門、内関、心兪、気海、百会、風池、復溜、腎兪、足三里、三陰交、太衝から選びます。
あんま指圧マッサージによるリラクゼーション効果やリハビリを併用することで筋ポンプを増強させ、血圧を上げる

  • 幸せホルモンオキシトシンやセロトニンが増え脳神経が活性化します
  • 自律神経が整います
  • 筋力があがり、血圧も安定します
  • 血流が改善します
  • リハビリ併用による治療効果の持続
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