高機能酸素カプセルについて、患者さんからいただく良くあるご質問についてお答えいたします。
どうして酸素をたくさん取り込むとよいのでしょうか?
人間が生きていくうえで酸素は必要不可欠です。これは酸素を取り込んで細胞がエネルギーを作るからです。
私たちが息を止めると15秒で酸素不足になってしまいます。運動すれば必要な筋肉にそれだけ酸素が行くので、脳以外の細胞やその運動に使う以外の筋肉は酸素不足になります。
酸素が減ってくると細胞は働きが悪くなり再生できなくなります。特に体の中心である心臓から離れた組織ほど血液の流れが悪くなるので酸素不足が起こります。
しかし体を作っている60兆個の細胞は全てが酸素を必要としています。ですからできるだけたくさんの酸素を取り込んで体全ての細胞に平等に酸素を流してやることが重要になります。
活性酸素が発生しませんか?
酸素には普通の酸素と活性酸素があります。活性酸素は細胞の中に入って細胞を壊すなど有害な働きをします。活性酸素は酸素を撮り過ぎる場合、逆に酸素が不足する場合に発生することが分かっています。大変激しい運動をすると血中の酸素濃度が著しく低下するので活性酸素が大量に発生します。
一方で酸素濃度が40%を超える場合も何らかのマイナス要因が現れます。したがって非常に高濃度の酸素を摂取する酸素バーなどでは長時間の利用には注意が必要です。
活性酸素を発生させず、効率よく酸素を働かせることのできる酸素濃度は30%~35%です。酸素カプセル「ドリームプラス」ではカプセルの中をこの最適な濃度に維持しているため活性酸素の発生についての心配はありません。
効果的な利用方法は?
理想は1度利用してから72時間以内に再度ご利用いただくと非常に効果的です。つまりだいたい1週間に2回程度の利用が理想的です。
このペースで続けると2週間~1ヶ月程度で効果が実感できると言われています。
しかし必ずしもこの回数にこだわらず、無理のない範囲でご利用ください。
一度試しましたが効果がないようです
1回目というのは初めての経験なのでどんな変化が起こるだろうかとか、どんな感じになるだろうか、といろいろと頭の中で考え、交感神経が緊張し、アドレナリンという物質がでてきます。この物質には血管を収縮させ毛穴を縮める働きがあるので、酸素の入り方が悪くなります。
1回入って変化がなかったからこれは効かないのではと結論を出さず、リラックスした状態で何度か利用されることをお勧めします。
副作用はありませんか?
医療の分野における高気圧酸素療法事態は1960年代からの長い歴史を持っています。酸素カプセル「ドリームプラス」は、医療用の機器に比べ気圧・酸素濃度とも低く設定されており、更に安全なものとなっています。
ただし注意の必要な方、治療をお受けいただけない方などもいらっしゃいますので、問診時に担当者の指示に従ってください。
緊急時に脱出できますか?
制御盤の中にバックアップ電源を装備。万一の停電やコンセントが抜けても、呼び電源(バックアップ用)で安全に操作を終了することができます。その他、緊急停止ボタンをカプセル内に装備しており、これを押せば作動停止して減圧を開始し、脱出することができます。
利用後に注意すべきことは?
利用後の状態は、(1)頭がすっきりしている (2)頭がぼぉっとしている の2種類にだいたい分かれます。
後者の場合、利用直後の自動車の運転などは避けてください。